2014年1月3日金曜日

セキュラフィックスのねじれ対策 突然外れやすくしないための加工

アルペン用ビンディングの板で山用ビンディングのヒールフリーの歩行を実現するためのアダプターとして、セキュラフィックスとアルパイントレッカー(アルペントレッカー)が有名ですが、アルペントレッカーのほうが人気で、セキュラフィックスは今一つ。その分ヤフオク!でもわりと低価格で落札できます。

人気の差の原因はおそらく、ねじれ強度。

アルペントレッカーは、入念な準備とブーツのソール長にあわせる加工が必要ですが、セキュラフィックスはマイナスドライバー一本で簡単にソールサイズ変更ができて、リターンスプリングも強いので、モノとしては悪くないと思います。

調整が楽な分、ねじれ強度が弱いと言われていますが、その一つは、かかと側の本体(プラスチックのブーツのかかとのコバになるパーツ)と中央のアルミ製丸パイプの接合部に着いている、「ねじれ防止突起」が抜けてしまうことがあるようです。

この突起がないと、歩行中、ちょっとバランスをくずしただけでセキュラフィックスとスキービンディングが外れてしまうようになり、山の中で焦ります。

この突起は新品時のものは、中央のアルミ丸パイプに2ミリくらいの穴が開いており、そこに、同じくらいの太さ数ミリの細いアルミパイプが差し込んであるような状態になっています。

細いアルミパイプの中に抜け落ち防止でなんらかの加工はしてありますが、歩行時に断続的に衝撃が加わり続けると抜けてしまいそうな感じがあります。実際、ヤフオクでジャンク品で出品しているものを落札したら、片方だけ抜け落ちていたこともありました。

ソールサイズを変更するネジをどれだけ固く締め付けても、この突起が欠落していると、体重が横にずれたときに、セキュラフィックスの前後がねじれてしまい、簡単にビンディングから解放してしまいます。

なんとも心もとないこの突起は信用せず、ペンチで切断するなどして取り外してしまって、別の突起を、ボルトとナットでしっかり自作して施工してつけるほうがよさそうです。